タケゾウくんの
びっくりたんじょうび
あなたにおくる おはなしのほん
カレン・M・ヘフティ作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画
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宮本 武蔵 さま
おたんじょうび おめでとう!
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
たんじょうびおめでとう!
これからも仲良しでいてね。
2004年2月24日
お通さんより
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タケゾウくんは うれしくて
なにをしても おちつきませんでした。
まちにまったひが、ついにやってくるのです!
みまさか村の みんなに 2月24日というひを
おぼえていてほしいと おもっていました。
このひ タケゾウくんは
5さいに なるのです! |
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タケゾウくんは ずっとまえから
おたんじょうかいの ことを
かんがえていました。
「ぼくの おたんじょうびは
ほんとうにくるのかな?」
おたんじょうかいには
たくさんのおともだちに
きてもらいたいと おもっていました。
「こじろうくん、またはちくん、
おすぎばあさんには
ぜったいに きてもらいたいな。
そうしたらこんどの おたんじょうかいは
さいこうだ!」
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たんじょうびの まえのよる、
タケゾウくんは
すてきな ゆめを みました。
おたんじょうかいの ために おしゃれをして
おおきなへやの まんなかに ひとりで
たっている ゆめです。
そのへやには
いろのちがうドアが ありました。
タケゾウくんは
10この まほうのかぎが ついた
かぎのわを もっていました。
かぎのいろは ドアのいろと
おなじ くみあわせでした。
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でも ひとつのドアだけ
おなじいろの かぎが ありません。
そのドアは とてもきれいな にじいろです。
「どうやって このへやに はいるのかな?
にじいろの かぎもないし、
ドアのとってだって ついてないし、
どうしたらいいのかな・・・・・・そうだ!
こじろうくんや、またはちくんや、
おすぎばあさんに
きいてみよう!」 |
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タケゾウくんは あおのドアを
あけようと おもいました。
あおいかぎを かぎあなに さしこんで
ゆっくりと ドアを おしあけると・・・・・・
そこには かぞえきれないくらい たくさんの
ふうせんが ゆらりゆらりと ゆれていました。
おおきいの ちいさいの まるいの ながいの
くねくねしたのや おかしなかたちの
ふうせんも あります。
タケゾウくんは うかれて
ふうせんを つつきながら
あるきまわりました。
なかには いままで みたこともないほど
おおきい
まっさおな ふうせんも ありました。 |
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あおのへやを みおわって、タケゾウくんは
しろいかぎで ドアをあけて、
そっと しろいへやに はいってみました。
そこには バースデー・ケーキが
いくつもいくつも ならんでいました。
ちいさいのや フルーツのケーキも あって、
タケゾウくん ひとりでは
とても たべきれそうに ありません。
いちばん おいしそうなのは
5だんんがさねの
しろいケーキでした。
「こじろうくんや、またはちくんや、
おすごばあさん
も きっと
いっしょに このケーキを
たべたがるだろうな」 と
タケゾウくんは おもいました。 |
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さくらんぼのような あかいかぎで
つぎの ドアをあけると、
タケゾウくんは びっくりして
ひっくりかえりそうに なりました。
めのまえに とけかかった ちょうとくだいの
アイスクリームが そびえたって
いたのです!
さくらんぼと ナッツがはいっていて
ホイップクリームも たっぷり、
シロップもかかっています。
「アイスクリームの やまを すべりおりたら、
たのしいだろうな。
ほんとうに おいしそう・・・・・はやく たべたいな!」
タケゾウくんは いいました。 |
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つぎは オレンジいろの
へやに いってみました。
ドアをあけると タケゾウくんは
おもわず くすくす わらってしまいました。
だって、おもしろい かっこうをした ピエロが
40にんも いたんです。
どのピエロも かみのけの
いろは オレンジいろ!
ふとっちょのピエロ、やせたピエロ、
たのしそうなピエロ、
なきがおのピエロも います。
てじなを したり、とんだり はねたりしている
ピエロも いました。
タケゾウくんは わらいすぎて、
なみだが でてきました。 |
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ゆめのなかの みどりのへやは、
プレゼントが つまりすぎていて
タケゾウくんが ドアを
あけようとしても なかなか
あきませんでいた。
こじろうくんや、またはちくんや、
おすぎばあさんからの
プレゼントはどれかなぁ。
「このなかに たんじょうびに ほしいと
おもっていたものが あるといいけど・・・・・・
あのみどりのはこが そうかな!?
あけてみようかな?」
タケゾウくんは
まよいましたが、おたんじょうかいまで
まつことにして、つぎのへやを
のぞいてみることに しました。 |
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ピカピカに かがやいている
きんいろのドアを
あけた タケゾウくんは
とびあがりました!
へやじゅう のりものだらけ。
まんなかにはきれいな きんいろの
メリーゴーランド!
きんいろのくらを つけた ポニーや
かんらんしゃ、でんしゃや じどうしゃの
おもちゃも ありました。 |
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ピンクのかぎで あけた へやは、
ピンクいろの あめが いっぱいでした。
「わあ、すごい!」
タケゾウくんは さけびました。
「こんな いいゆめ はじめて!」
ぼうつきのペロペロキャンディ、
ほそながいペパーミントキャンディ、
かたいの、
やわらかいの、
チョコレートがついたのも・・・・・・
あめ、あめ、あめ、あめだらけです。
タケゾウくんは おもいました。
「このあめは
こじろうくんや、またはちくんや、
おすぎばあさんと
わけることに しよーっと!」 |
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ちゃいろのドアの へやは、いろいろな
ぬいぐるみで いっぱいでした。
タケゾウくんは
かわいくて ふかふかした
ちゃいろの くまを
だっこしてみたいと おもいました。
タケゾウくんより
せのたかい ほんものそっくりの きりんや、
かたてに のるくらい ちいさな
ぬいぐるみも いました。
「このぬいぐるみたちを みんな
じぶんのへやに つれていきたいな。
でも ベッドが どこだか
わからなくなったら、たいへんだ!」
ちょっと こまってしまった
タケゾウくんです。 |
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きいろのドアを タケゾウくんが
あけると、そこには
おもしろそうな ゲームが
たくさん ありました。
ロバのしっぽのふくわらい、おはじき、
おてだま、りんごのヨーヨーつり、わなげや
いすとりゲームのいす・・・・・・
タケゾウくんは どのあそびから
はじめればいいのか、なやんでしまいました。 |
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さいごのかぎは ぎんいろの かぎです。
タケゾウくんは
ぎんいろの へやのドアを あけました。
へやが いろんないろの テープで
かざられています。
そこには、おたんじょうかいに つかうものが
ぜんぶ そろっていました。
おさら、コップ、ナプキン、フォーク、
スプーン、ぎんのふえや、すず、ラッパ・・・・・・
たんじょうかいに きてくれたみんなに
よろこんでもらえそうなものが
なんでもありました。
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タケゾウくんは まだ
ゆめのなかです。
にじいろの ドアのまえに たっているのに、
やっぱり かぎが ありません。
かがみこんで かぎあなから
なかを のぞいた
タケゾウくんは びっくりしました。
「ここなら おたんじょうかいが すぐに
はじめられる!」
そこには ほかのへやで みたものが
ぜんぶ ありました。
でも、へやには だれもいません。
タケゾウくんは すごく
かなしくなって、つぶやきました。
「ひとりだけの おたんじょうかいなんて
たのしくないよ」 |
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ちょうど そのとき めがさめました。
タケゾウくんが きがえて
いそいで だいどころに いくと、
ゆめでみた にじいろの へやと
おなじ かざりつけが してあります!
「おたんじょうび おめでとう!」
みんなのこえが しました。
タケゾウくんが ふりかえると
こじろうくんも、またはちくんも、
おすぎばあさんも います。
「わー、びっくりした!
でも さいこうのたんじょうかいだ!
みんな ほんとうに ありがとう!」 |
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タケゾウくんの
おたんじょうかいに きてくれたひと
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